社会で通用する力を育てる
Radar Chartは自分で考えて、自分で判断して、自分で行動して、自分の力で学力を上げる勉強ジムです。
「塾」と「勉強ジム」の違いは何かと聞かれれば、それは「自分の頭で全て考えるか」、「他人(ひと)の頭で全て考えるか」ではないでしょうか。
昨今、日本の企業の業績は極端に二極化しています。欧米化された社会、円安問題、アフターコロナも影響し、今後もこの状況は変わることはありません。
このような社会情勢を背景に、経済界は自立した人材(自立型人材)の育成を文科省に強く求めています。
企業による優秀な外国人労働者の積極雇用や、AI技術の発達などにより、言われたことしかできない「指示待ち人間」の依存型人材は今後、ますます必要とされなくなります。
現代の子供達は、これだけ情報に恵まれている社会の中で、自ら学ぶという行為を大多数ができなくなっています。
「言われたことしかできない、言われたこと以外しようとしない、教えられたこと以外の判断・決断ができない」など多くの問題があります。
それは、「あの子は先生の言うことはしっかり聞く良い子だね」で終わってしまうことを意味します。
Radar Chartでは、自分ひとりでも学ぶ姿勢を身に付けるということを第一に考え、誰かに「教わる」という受け身の学習から、「自ら学ぶ」という積極的な学習ができるようになる指導方法を実践しています。
そして将来、社会に出た際に幅広い場面で求められ、必要とされる※「社会人基礎力」を今のうちから身に付けていきます。
※社会人基礎力とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されていて、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が提唱している能力。
考えることが成長に繋がる
とある二人の生徒に同じ数学の問題を解かせた時の話です。
私は「どうしても分からなかったら、質問してね」と二人に言いました。
学校の成績があまり優秀とは言えなかった生徒は、問題を少し見て「出来ません。」と即答しました。
解き方のヒントを出し、最終的に(その時)は自分の力で解けるようになりました。(後日、同じ問題を解かせたときに、同じことを質問してきました)
対して、優秀な生徒は「やってみます。」と答え、自力で答えを導き出しました。残念ながら途中の式が間違えていたので答えは間違えていました。
私は、横から見ていたので途中の段階で間違えていることに気づいていましたが、あえて最後まで解かせました。
それは、人間は「自分の間違えを認識した時に、最も他人の意見を吸収する生き物」だからです。つまり、そこに成長のチャンスがあります。
もちろんケースバイケースなので、必ずしも後者が正しいというわけではありませんが、後者はきっと経験したことがないことでも「やり方を考える」力、つまり「問題解決能力が備わっていた」のだと思います。
成績が悪い子の多くは、「やってもどうせ出来ない」と「考えること」を放棄し、「思考が停止」してしまっています。
しかし、本当に大切なのは出来ないかもしれない問題に対し、「どうしたら出来るようになるんだろう?」と考え、自分なりに工夫することです。
子供のうちに、その力をしっかりと育むことこそが、大人になった時にかけがえのない力になります。
「勉強」で「感動」を経験する
成績を簡単に上げる方法は何かありますか?
漢字や単語を簡単に覚える方法はありますか?
など、楽をして利益を得ようとする生徒が増えているように感じます。
その気持ちは良く理解できます。しかし、この先も人生で同じように、何度もそういった壁に直面するでしょう。
私は、そのような壁を乗り越えるために必要なのは「感動」だと考えています。
そして、その「感動」を生むために「努力」が必要です。
例えば、公立高校の合格発表の場面です。
合格発表は、生徒にとっても保護者にとっても、涙を流すほど、非常に感動的な瞬間です。
多くの保護者が「人生で最も感動した瞬間だった」と述べています。
しかし、楽な選択肢が目の前にあると、つい楽な道を選んでしまいます。
特に、夏までは「頑張って公立高校へ合格する!」と意気込みがあっても、受験直前になると勉強したくないために、私立の単願推薦を選ぶ生徒が多いのです。
その私立高校でなければならない目的があって選ぶのであれば、それは良いことです。
しかし、「楽をするために」選ぶのは違います。
もちろん、推薦による合格も素晴らしいと思います。
しかし、苦労して努力し、勝ち取った合格とはすこし違います。
人生で「涙を流して喜ぶほど、感動できる機会」は、一体どれほどあると思いますか?
それは、自分で努力して手に入れた感動です。
このような経験をしたことのない大人も非常に多いです。
そのような世界を経験し、大きく成長するかもしれない唯一の機会を「楽をしてしまおう」と放棄するのは、非常にもったいないと感じています。
自分の力で考える
勉強はつらいかもしれない、「どうしてこんなことやらなきゃいけないんだ」「こんなこと将来使わないよ」と逃げたくなる時もあります。
しかし、もがいて手にした合格はきっと、人生におけるかけがえのない宝物になります。
そして、そこに至るまでの工夫や努力を欠かさずにいれば、その経験が、一生ものの宝になります。
勉強を教えるのは簡単です。答えや解き方を教えるのも簡単です。
どの塾でも、どの学校でも当然のようにやっていることです。
しかし、「問題を解決する力」や「努力をする力」は、先生や講師に勉強を教えて貰うだけでは身に付きません。
だからこそRadar Chartは、子ども達が自分自信で判断出来るような指導をとにかく大切にしています。
Radar Chartが目指すものは、目先の教科の点数を“とりあえず”上げることではありません。
科目ごとに“どうすれば目標達成できるのか”を考え、自主的に行動し、結果を出せるようにすることを目的とします。
たとえば、数学の点数を上げるために勉強するのではなく、点数を上げるためにどうしたらいいのかを「数学」という教科を用いて訓練するといった形です。
そのように自分で考える習慣が常についてくれば、中学、高校、大学、社会人、と成長していっても、常に自分で考えて行動できる大人になります。
Radar Chartでの指導を経験した学生達が将来、 「自分の力で考えて」後悔のない人生を、歩いてくれれば、これ以上嬉しいことはありません。
実際のアンケート。科目ごとに勉強法の工夫をし、何故出来なかったのかの反省までしっかりと考えている。