「振替不可」って今時どうなの?

多くの個別指導塾では集団指導塾と違って振替授業の実施が可能だ。
しかし、振替授業を実施することで、塾側にとって良いことは全くない。
指導ペースは乱れ、担当講師が変わればいつもの指導ではなくる。
「いつでも振り替えられる」という気持ちから、安易に当日開始10分前や、授業開始後に振替を申し出てきたり。
こうした振替対応で「学習指導」という部分ではない、事務作業に時間と手間を取られる。

そのため、振替授業に対応しない塾もかなり増えてきた。

夏期講習のように授業数が増えれば、講師のシフト管理や生徒の座席管理、もちろん授業振替の数も増えるだろう。
この対応に多くの塾が頭を抱えている。
実施できる塾側の対応は
「可能な限りで対応をする」「全く対応をしない」「有償で対応をする」「回数を決めて対応する」の4つだと思う。
基本、塾は可能な限りで対応(無償)をしているが、どんな理由で何が起きても、変更によるマイナスは塾側が負担する形になる。

授業が組まれていた場所は空席となり、授業1回分の機会損失。そこから空席の検索、提案、決定と家庭と連絡を取る。そして変更となると塾用予定・本人予定・講師予定の3カ所に変更を加え、パソコンから組んだ予定の変更も入力が必要となる。
1回の授業振替にこれだけの作業が必要で、この時間・手間・費用を全て塾が持つ形だ。

Radar Chartもアルバイトスタッフを雇わず「Study Gym」として生まれ変わった、今は「振替大歓迎」だが。
従来の個別指導のようにアルバイトスタッフを雇っていた頃は、「それはお気の毒に。振替しておきますね」と同情してしまう場合もあれば、「友達とでかけるから?」「今日は家族で外食?」とかしらん。「なんでそんな理由で振替作業しなきゃいけないんだよ」という場合もあった。

しかし、令和になりニーズは明らかに変わった。
アフターコロナ禍で、部活動、習い事など、子供達や家庭のスケジュールも目まぐるしく変化している。
せめて、塾くらいは臨機応変に振替対応できたら助かるんだろうけど、まぁ、他の塾は無理だろうな。

どうでもいい他塾のルールについて、うだうだと考えてみたが、塾の振替授業にはこういった塾側の動きがあるということを知ってもらえたらいいなと思う。
そして、Radar Chartが当たり前のようにできる「当日振替」「事後振替」などが、他では当たり前でないことを理解してもらいたい。