「個別指導」が流行った理由と今後の考察

最近も少子化に関わらず、個別指導をうたっている塾を新規開校しているところもある。
しかし、個別指導塾全体の教室数としては年々、少なくなっている。それでも、お子様の同級生が個別指導塾に通っているというケースも珍しくないだろう。平成に「個別指導塾」の教室数はかなりあった印象だ。大手フランチャイズ塾もバンバン教室数を増やして、ガンガンCM流して、イケイケな時代だった。それまで塾の中心は集団塾だったが、「時間も指導数も、指導内容も、お客さんに合わせますよ!」「楽しく勉強しましょうね!」という、ある意味教育業界に新しい観点のサービスを取り入れたことがヒットした要因なのだ。さらに、「ゆとり教育」のスタートにより「学習指導内容が薄く」なり、大学生アルバイトでも指導できるのが追い風になった。サービスの方向性は「教育」ではなく「ビジュアル」や「イメージ」へと変化。そして、現在は「人材確保が困難」「時給が上がっていく」「物価高騰」にも関わらず、「低価格合戦」が続いているため経営は厳しくなるだろう。結局のところ、「成績が上がり、志望校に受かる」という、塾の本質を問われる時代となり、本質的学習を提供するための武器が少ない個別指導は、いっそう厳しい状況へ突入していく。というより、突入している。