「そりゃ受かるだろ」と思ってしまう

有名集団塾に多いのが「大量の宿題」だ。寝る時間も、休む時間も与えないほどの量だ。毎日泣きながら通っている生徒もいるようだ。これは、ほぼ、宿題ハラスメントに近い。大人が仕事をする時もそうですが、やりきれないノルマを「いいから、やれ」と言われたら、今のご時世、一発アウトの案件だ。そりゃ受験に受かるよね。「絶対ダイエットできます!」とPRしているジムに通って、「はい、じゃああなたは、毎日何も食べずに走り続けてくださいね」と言われているようなものだ。
「そりゃ痩せるわな笑」学校や塾が宿題という大量のノルマを与えて子供の勉強を管理するというシステムは親としては安心かもしれない。しかし、そもそも、本人にその気がなければいくらやったところで無駄だ。短期的な詰込みで「志望校に受かる」ことは可能だろう。でも、教育改革で重視され続けているのは「自分の頭で考える」人材の育成です。指示待ちの人材は誰も求めてはいない。自分の頭で考えることをさせなければ、学年が上がるほど子供の成績は落ちていく。結局「あの子は先生の言うことをほんと良く聞く、いい子だね」で終わり。逆に言えば、指導とは、いかに生徒自身の頭で考えさせるかであって、作業ノルマを与えることではない。しかし、保護者の方は「宿題という作業ノルマ」を子供にたくさん与えて欲しいと言ってしまう。大量の宿題をノルマにするほど、やがて子供は自分の頭で考えることを諦めてしまう。塾の教材や宿題を大量に押し付け、子供が落ち着いて取り組む余地を与えない。そういう指導は子供の「考える力」を奪い続ける。それは親の勝手、大人たちの幻想にすぎず、そのような状態は、もう勉強とは呼べない。
本当はそうではなく、まずその日に学習した内容の復習や、できなかった問題を解き直すことを徹底させることが大切なのだ。
宿題を増やしたり、管理することよりも自習を増やす方が効率が良い。