
子どもが1日3時間以上スマホを使用すると、どれだけ勉強しても偏差値50には達しないという衝撃的な研究結果を、東北大学加齢医学研究所の榊浩平氏が発表しました。
「追跡調査により、スマホ使用時間を減らすことで子どもの学力が確実に向上することが明らかになった。
しかし、実際に使用時間を自分で減らせたのは約10%の子どもたちだけだ」と述べています。
東北大学加齢医学研究所は、子どものスマホ使用時間と学力テストの成績との因果関係を明らかにするため、2010年から仙台市の小中学生を対象に毎年大規模な調査を実施しています。
調査結果によると、スマホを多用する子どもは学力が低い傾向にあります。
スマホ使用時間が1時間未満、1~2時間、2~3時間と増えるにつれて、偏差値は低下し、3時間以上使用する子どもたちの中で偏差値50を超える勉強時間と睡眠時間の組み合わせは一つもありませんでした。
「使用しない」または「1時間未満」でスマホを使用する子どもたちは、使用時間が「1時間以上」に増えると成績が下がりますが、「1時間以上」使用していた子どもが使用時間を「1時間未満」に減らしたり、全く使用しなくなったりすると、成績が向上することが分かりました。
現在、スマホを多用している子どもでも、使用時間を減らせば学力を向上させることが可能です。
しかし、調査では自力でスマホ使用時間を減らせた子どもは全体の約10%に過ぎないという問題があります。
そのため、スマホ使用時間を1時間未満に減らすには、周囲の大人の支援が不可欠です。
アメリカ・フロリダ州では、14歳未満の子どもがSNSアカウントを取得することを禁止し、14~15歳の利用には保護者の同意が必要です。
子どもの心の健康を損なう可能性のあるSNS上の有害なコンテンツに対する懸念が高まっており、アメリカでは規制の動きが広がっています。
日本でも同様の規制を導入しなければ、子供たちの「学力格差」がさらに拡大する可能性があります。
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