この時期には、小学6年生の入会者が多く見られます。中学校への進学が迫っているため、焦りも感じているのでしょう。しかし、小学校レベルの計算ができない生徒もいます。おそらく、中学に進学後、最初のテストで「正負の数」に苦戦するでしょう。そして、その後も数学が得意になることはないと思われます。
問題の根本は、公立小学校の指導方法にあります。6年間通学しても、基本的な計算ができないのは、毎日の時間が無駄に感じられます。
たった一か月の教育実習を終えて「さあ、あなたが今年から先生です」と言われても、人を指導することはそう簡単なことではないと私は思います。
もし生徒が勉強に苦労しているようであれば、「勉強が苦手なようですから、塾でのサポートを受けてみてはどうでしょうか」と正直に早めにアドバイスしていただけないでしょうか。
そうすれば、しわよせが今ほど私たち(塾講師)に集中することもなく、生徒ももっと早くから楽に復習を始めることができるのにと思います。
要するに、現在の学校システムは限界点に達しているというのが実情です。
解決策が見つからず、ただ迷走を続けています。
率直に言って、それは「オワコン」、つまり「終わったコンテンツ」だということです。
まず、現在の学校が時代遅れである理由を説明しましょう。時代遅れとは、かつては流行したものが今では取り残されてしまった状態を指します。
現在の学校は、生徒にとっても社会にとっても有益ではありません。
それどころか、弊害とさえ言えます。その理由は単純です。時代に適応していないからです。社会の変化に全く追いついていないのです。
では、何に焦点を当てるべきでしょうか。
2050年。私たちが今、意識すべきは「2050年」の社会です。
その社会で生き抜く必要があります。そのためには、親や社会の常識や先入観に惑わされず、自分の道を見つけることが重要です。
つまり、現在の学校は、誰のために何をするのかという視点が欠けており、根拠のない常識や今はもう通用しない過去の成功体験に囚われています。
昔の人々が作った「指導法」「評価項目」「評価基準」が今もなお残っているのです。
その頃の教育の目的は、国や企業の維持・発展に貢献する人材を育てることでした。
「良い納税者を育てる」という表現があるくらいです。
忠実なハチ公のような労働者を育成するシステムが、近代学校の起源でした。
その起源は今も強く残っています。学校は単に勉強を学ぶ場所ではなく、社会の規則や「正しい」とされる行動を学ぶ場所でもあります。
厳格な校則が存在し、一クラス40人という体制が続いているのも、そのためです。
中学校や高校で髪型や靴下の色にまで厳しい規制があるのは、理不尽な規則に従うことに慣れさせ、規則を守り、上に反抗しない従順な人間を作るためです。
クラスが40人であるのも、自己中心的な行動を抑え、従順な人間を作るためです。
もし40人全員が自分勝手に行動し始めたら、授業は成り立ちません。
そのため、多くの教師は生徒に対して権威的な態度を取らざるを得ないのです。
現在の学校は、教師がそのような態度を取るシステムになっています。
これは、人間を従順な犬のようにするための訓練システムに過ぎません。「言えない」「言わない」「言わせない」人間を作り出す組織です。
その根本的な性質は今も変わっておらず、結果として自立できない従順な人間を育成することしかできないのです。
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