
こんにちは。Radar Chartの齋藤です。
今日は、教育者として本音を書きます。
よく保護者や生徒からこんなことを尋ねられます。
「地頭が悪くても大丈夫ですか?」
「昔から算数ができないんですが大丈夫ですか?」
私の答えは、こうです。
「目標次第ですが、大丈夫です。でも、才能がある人間には敵わない。」
これは、現場で何百人もの子どもたちを見てきて、感じている厳しい現実です。
圧倒的に有利な「才能(地頭)」
勉強は、水をバケツに溜める作業に似ています。
バケツの大きさが「才能」、蛇口の水の勢いが「努力」です。
才能のある子は、バケツが大きくて、穴もない。
蛇口をひねればひねるほど、勢い良く水はしっかり溜まり、短い時間で結果が出ます。
一方で、勉強が苦手な子 のバケツは小さく、時には穴が開いていて、水はこぼれ続けます。
同じ1時間の勉強でも、成果の差は歴然です。
日常生活でもその差は出ます。
例えば、リンゴを見たとき。
才能ある子は無意識に「赤い」「丸い」「ポストみたい」「ボールみたい」と、次々と頭の中で連想し、知識や思考を深めていきます。
勉強が苦手な子 は「あ、おいしそうだな」くらいで止まります。
こうした差が、幼少期から何年も積み重なっていくのです。
才能と努力が重なるから強い
この話をするとき、私はよく陸上競技を例に出します。
「なぜアフリカ出身の選手は陸上や駅伝で強いのか?」と聞かれれば、多くの人がこう答えます。
「体格が違うから」「体のバネが違うから」
つまり、先天的な要素です。
でも、彼らが何の努力もせずに強いわけではありません。
高地で生活し、幼少期から長距離を歩き登校しているなど、環境も影響しています。
それでも、生まれ持った体格や素質と、日々の鍛錬や努力が合わさって、最高の結果が出せるのです。
勉強だけが特別なもののように扱われますが、実は勉強もまったく同じです。
先天的な才能がある子は有利で、努力すればするほど伸びます。
また、多くは伸びやすい環境で生活してます。医者の子供(跡継ぎ)は、医者になるケースが多いのもこれらの影響です。
才能が足りない子は、その分、努力でカバーしていく必要があります。
勉強が苦手な子の「行動の壁」
しかし、残念ながら現実には、勉強が苦手な子ほど、宿題をやらない、言われたこともやらない傾向が強いのも事実です。
だから当然、できるようにもならないし、やらない自分、できない自分が当たり前になってしまい、成長が止まります。
さらに、究極にねじ曲がってしまった子は、その事実をごまかすために平気で嘘をつくようになります。
こうなると、才能がない人間が努力で才能ある人間に追いつく、というのはますます難しくなります。
努力さえし続ければ追いつける、というのは、きれいごとです。
現実には、才能がない人間が才能ある人間に努力で追いつくことはほとんどありません。
だからこそ、才能がない子はまず「やるべきことをやる」覚悟が必要なのです。
勉強において、才能は決定的に重要です。
それがあるかないかで、スタート地点も、成長のスピードも違います。
だからこそ、現実から目を逸らさず、自分の立ち位置を知り、戦略的に努力することが大切です。
勉強が苦手な子 にはその子に合った戦い方、才能のある子にはさらに伸ばす方法。
それを伝えるのが、私たち塾の役割です。
才能の差を受け入れたうえで、それでも結果を出したい。
そんな子どもたちを、全力で応援していきます。
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