ほとんどの塾では夏期講習を実施しています。特に中学3年生の受験生は、部活動を終えた夏に夏期講習を利用して偏差値を大きく上げ、受験勉強モードに入ることが多いです。
ただし、「本当にその授業回数で十分か?」と疑問に思う塾もあります。
ある大手個別指導塾から転塾してきた生徒の母親は、「受験対策に不安を感じていたため、転塾を考えた」と話していました。
聞けば、その塾では夏期合宿講座というような名前で夏期講習が行われていました。5科目で合計20時間のスケジュールのようです。
つまり、1科目4時間ということになりますよね。全然足りない学習量です。そもそも「個別指導に通っている生徒は勉強が苦手」なパターンが多いので、もうすこし量をこなさないとだめですね。
課金制の大手個別指導塾での夏期講習に関する失敗例を紹介します。
夏休み中、毎日4コマの授業を受け、合計で約100コマを申し込んだ生徒がいます。その費用は35万円にも上りました。
保護者はボーナスを夏期講習に全て使ってしまい、そのことを嘆いていました。
さらに、指導内容は非常にあいまいで、生徒がテキストを持参し、勉強し、分からない部分を質問するスタイルでした。
本来は、生徒に必要なカリキュラムを設計し、必要な時間を計算して提案すべきです。
しかし、この塾ではカリキュラムがなく、授業内容も未定で、100コマの根拠も不明でした。
結局、生徒は定員割れの高校を勧められ、そこへの進学を決めたとのことです。
次に、ある少人数制集団塾の夏期講習について紹介します。
夏期講習は合計60時間で、5科目にわたって行われます。各科目は12時間の授業が予定されていますが、受験生にとっては授業時間が不足していると思います。
経験豊富な講師が要点を絞り、効果的な授業を行えば問題ありませんが、講師はアルバイトの学生であることが多いです。
また、オプションで「夏期合宿」という宿泊イベントがあり、主に遊びに焦点を当てていますが、数万円の費用がかかります。
この合宿に参加しない生徒は、その期間休みとなるようです。
合宿以外にも、この塾は勉強関連以外のイベントを多く行っており、夏期講習のために教室が開かれる日が少ないと感じられます。
こんな塾でも多くの生徒が集まります。
それは、大手塾としての知名度があり、楽しく感じられる上に、成績が向上しそうだと思われるからです。
「成績が上がる」と「成績が上がりそう」ほ全く別物です。
消費者(保護者)は安心感を求めて大手の学習塾に子どもを通わせることが多いですが、勉強の本質を見落としています。
Radar Chartのように、全国には地域に根ざし、試行錯誤を重ねながら一生懸命努力している私塾や個人塾がたくさん存在します。
これらの塾は、少子化の影響を受けつつも、生き残りをかけて奮闘しています。
様々な工夫を凝らし、生徒の学力向上や志望校合格を常に目指しています。
休んでいる暇なんてありません。夏休みだってほとんど開校しています。テスト前だった土日祝日、全部開校します!
テスト対策ですか?もちろん無料ですよ!
え、なんでそんな頑張るのか?
その理由は、とにかく結果を出さなければ廃業せざるを得ないからです。
Radar Chartの夏の開校スケジュールを見た、他塾から来た生徒の保護者は言いました。
「こんなに開校してくれるんですか!助かります」
にもかかわらず、多くの人々は大手学習塾を選びがちです。
どうか、その本質を見てください。
私たちのような小規模な塾がどれほど工夫を凝らしているかを理解していただきたいのです。
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