試験が近づくと、終わったら映画を見たり、新しいゲームを買ったりといろいろなことを考えがちですよね。
そして、不思議と机の整理や部屋の掃除、ノートのまとめなどを始めることがあります。
この現象には実際に正式な名称が存在します。
「セルフハンディキャップ」とは、自分以外の要因に失敗の原因を帰属させようと無意識に外部要因を戦略的に集める行為を指します。
簡単に言えば、試験前の言い訳作りです。
つまり、自己防衛の本能が働いているのです。
例えば、試験で成績が振るわなかった時に、「勉強する時間がなかったから点数が悪い」「部屋が片付いていればもっと良い点が取れたはず」といった言い訳を用意しておくことで、自分を守ろうとする心理が働きます。
セルフハンディキャッピングは自尊心を保護し、失敗による落胆を軽減する心理作用であり、必ずしも悪いものではありません。
しかし、試験前に掃除ばかりして勉強しないと、成績は上がりません。適切にコントロールしなければ、挑戦や努力ができなくなる可能性があります。
セルフハンディキャッピングと上手に付き合うことは、新しいことを始めたり、目標を達成する上で重要です。
対策としては、掃除やスマートフォンなど、言い訳を生み出す環境や物から距離を置くことで、心をコントロールすることが推奨されます。
勉強や努力に費やした時間は、将来にわたって必ず役立ちます。
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